こうや豆腐は100g中にタンパク質が50.2gも含まれていて、消化吸収が良い大変栄養価の高い食物です。
なぜ、タンパク質が良いかというと、そもそもタンパク質はアミノ酸の重合体であり、人体の水分を除いた約1/2はそのタンパク質とアミノ酸で出来ているためです。
そのタンパク質、アミノ酸が私たちの体組織、酸素や栄養素運搬物質及びホルモン等の材料、エネルギー源などに重要なのです。成人の必要量はもちろんですが、特に成長期にある子どもに最も必要な体を作る材料がたっぷりと含まれた栄養食品です。
また、タンパク質も食品によっては人体に取り込まれにくい場合がありますが、豆腐類のタンパク質消化吸収率は約95％と無駄なく吸収されます。

五目ごはん・・・いろいろな具でいろいろな栄養分を。
卵とじ・・・お肉と野菜と一緒に卵でとじておかずにどうぞ。

タンパク質の他の成分として、100g中33.4gを脂質が占めます。
脂質と言うと脂肪分などが連想されるのですが、肉類の脂肪分とは違い、その大部分がリノール酸であり、血液中のコレステロールを下げる働きをします。
おなかが気になるお父さんに、是非食べて頂きたい効果です。

こうや豆腐のみそ汁・・・飲んだ次の朝はコレで。
ウインナー巻き揚げ・・・ウインナーをこうや豆腐で巻いて揚げるだけ。

こうや豆腐にはイソフラボンという成分も多く含まれています。
イソフラボンは骨のカルシウムの過剰な流出を防ぎ、補給したカルシウムを逃さない効果があります。また、更年期障害にも効果があることが報告されています。
日本人は、元来いろいろな方法で大豆、大豆製品を多く食べますが、特に女性はこれにより、女性ホルモンを安定させていると考えられます。

マセドアンサラダ・・・こうや豆腐+野菜で、美容に健康に。
炊き合わせ・・・季節のお野菜や海藻類と一緒に炊き合わせて。

こうや豆腐にはダイオキシンの体外への排出効果と、肝臓への蓄積の抑制効果が研究報告されています。
これはこうや豆腐の製造工程の中で「凍らせる」という過程により、タンパク質が変性し、そのような効果が発現するとされています。
変性したタンパク質の新たな効果として期待できる、こうや豆腐ならではの特別な効果です。

こうや豆腐入りおでん・・・こうや豆腐と同じくダイオキシン排出効果の高い根菜類と一緒に。

日本人の食生活の中で、カルシウム不足が問題になっていますが、元来はたけの幸といわれる大豆、大豆製品にはカルシウムも多く含まれています。
その中でこうや豆腐のカルシウムの含有量は100g中660mgと、非常に豊富なカルシウム量があります。
成人が一日に必要なカルシウム量が600〜700mgと言われますので、こうや豆腐100gで必要量を摂取することができます。

こうや豆腐としいたけの煮付け・・・カルシウム吸収を助けるビタミンDがいっぱいの干ししいたけと一緒に。